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【書籍紹介】人間失格(漫画)

今回の書籍紹介は「人間失格」についての内容ですヽ(・∀・ )ノ

人間失格といっても、昭和を代表する文豪である「太宰治」の書いた、誰でも知っている小説そのものではなく、その小説を基にして「古谷兎丸(ふるや うさまる)」先生が描いた漫画の作品となります。

太宰治には「先生」を付けず、古谷「先生」と記載していますが、個人的に違和感のない表現というだけで、深い意味はありません。

全3巻で完結です( ゚∀゚)

内容としては、ストーリーや作中に登場するそれぞれの主要なキャラクターの特徴などは基本的にはほぼ太宰治の書いた原作の小説に準拠する形を取っていますが、時間軸については原作の小説で描かれていると思われる「明治時代後期」から「昭和時代初期」といった時代設定とは異なり、我々の生活している「現代」に生きる主人公「大庭葉蔵」の物語を読むことができます。

「大庭葉蔵」がパソコンを使ったりなどもしますし、太宰治が存命の自分には薬局の店頭で購入できたであろう「睡眠薬」や「モルヒネ」などの薬については現代では店頭で購入することができないため(睡眠薬は「睡眠補助薬」が代わりに店頭で販売されていますね)、関連するシーンであったり登場人物が変更されたりしています。

また、原作に参考元を見つけることができない古谷先生オリジナルとも思われる描写もところどころ存在しますが、古谷先生が原作を熟読して一度自分の中に落とし込んでから表現を試みていると思われ、漫画を読んでも自然で違和感なく「人間失格」が入ってきます。

個人的には漫画の絵がとても気に入っていて、「インノサン少年十字軍」という漫画に登場する多くの少年たちもそうですが、古谷先生のタッチで描かれた男性はとても綺麗であり、「人間失格」の主人公「大庭葉蔵」も美しい男性なのでイメージがピッタリです。

そもそも太宰治の自伝的小説や遺書などとも言われている「人間失格」ですが、太宰治自身がとてもハンサムですね。

この作品を見る際には、ぜひ原作である太宰治の「人間失格」も合わせて読むことをお勧めします。

漫画を見て、「この描写は原作ではどのように書かれていたのだろう」と思ったことがあれば原作を読みながら探し、原作を読んだ際に、「ここは漫画でどのように表現されていたのだろう」と思ったことがあれば漫画を見返す、といったことを行うことで、漫画、原作の両方を通して「人間失格」の奥深さに浸ることができるでしょう。